関菜々巳 海外移籍修行まとめ – パンサー編 Part2

Last Updated:  2025年11月7日

この記事は前回からの続きになります。

前半では関菜々巳選手が所属するイモコ・コネリアーノの2024年の試合を振り返りました。ここからは2025年の試合を書いていきます。

前回も書いた通り、バレーボールについては素人同然なので、おかしな事を言ってる可能性があります。
そこは優しくスルーしてください。。
解説はハイライトを参照にした文章で、●がついているのが実際の様子です。

1/5 – SerieA – 対ローマ

Round 16。
スタメンに関はおらず。
第1セットが押されてしまい、23-16Cの場面で関とハークを投入。
●サーブから戻ってきた球を関がナイスレシーブ、次に戻った球をラニアーに上げて1点。次はトスがちょっと合わないのが続きラリーになるが、最後チリチェラのクイックで決める。1点返され次はハークで1点。だがブロックアウトで25-19C。

第2セットはアディグウェとラニアーが活躍。C21-10で再び関とハーク。
●相手のミスで失点をカバーし、23点目はチリチェラのダイレクト。
マッチポイントでチリチェラにトスして1セットを取る。

第3セット、10-14Cで関とハーク(●10-13C)。攻撃が弱ところもあるが関はレシーブでも活躍している。●14-16Cでウォロシュに交代。
相手との差を2点でずっと抑え、最後にガビ。1-2。

第4セット、敵も追いすがってなかなか接戦が続く。C21-19で関。ハークへのトスが決まり1点。チリチェラのブロック。しかし敵も食らいつく。
●24-22でウォロシュと交代。
デュースになるがガビが1点、最後は敵の球がアウト、26-24、3-1。
最後、観客に向かって踊るときラニアーとバルダロ、関が一緒になることが多い気が。。

1/9 – CEV Champions League Volley 2025 #5

相手はムラドスト・ザグレブ。

先発に関と若手中心、ベテランからルビアンとシュテイが入る。

第1セット。
前回も戦った相手で、クイックにルビアン、スパイクでシュテイを使い、特に難しい所もなく第1セットを取る。

第2セット。
ルカシク、シュテイをパイプで打たせたり、あまり見ない感じ。中盤押されるも(ハイライトではこの後カットされるので何があったかは分からないが)2セット目も取る。

第3セット。
6点差をつけるが追いつかれ、21-20Cでラリー。関が右から左から走ってトスを上げ、最後は関ールビアンのクイックで決めて同点。
しかし相手が1点を返し、ウォロシュの二枚替えで関とアディグウェが交代。それでも23-24Cまで追い詰められるが、ガビも入れて乗り切る。
3-0。

1/12 – SerieA – 対ベルガモ

Round 17。
関の出番は無し。
前回に引き続きルビアン好調である以外は、コネリアーノのベテラン勢が堅調さをみせつける試合だった。セットスコアは3-0。

1/15 – SerieA – 対ヴァッレフォリア

Round 18。
関は第3セット17-14Cから。レシーブを失敗するもトスではガビにしっかり渡っている。
●17-13で二枚替え、ガビに上げて1点。サーブで崩されるも関が拾うが得点にはならず。次でファーに上げてクイック。ここで関がハークと交代。結果このセットは25-22C、1-2C。

第4セットC21-16(●C20-14)にも投入。背面でアディグウェにトス、これが相手を乱し戻ってきたのをモニカー関ーアディグウェで得点し交代。

結果C25-20、C3-1。

1/19 – SerieA – 対スカンディッチ

Round 19。
関はベンチで観察。カメラには一瞬しか映らなく、後は最後の円陣のみ。

第1セット、13-15Cにラリー。1セットを取る。
●今回は珍しくベンチにカメラがいて、関や仲間たちが何をやっているかを間近で見る事ができる。

第2セットは序盤押されるが徐々に盛り返してくる。C14-9にてラリー。最後はファーのクイックで決まる。そのまま引き離し24-14で2セット目も取る。

第3セット。4-11Cでラリー。ガビとハークのブロックで得点。気がつけば大差が開き13-25で勝利。
●関がウォロシュにブロックの仕草をしていて、25点目を取ったときの話をしているように見える。

1/22 – CEV Champions League Volley 2025 #6

相手はポーランドのジェシュフ。

第1セット。C23-9と余裕の展開時にラリーに入るも粘り負けてしまう。1点返してマッチポイント、関が投入。戻ってきた球を拾えず24-11。だが相手のサーブが外れて1セットを取る。

第2セットもラリーなどあるも23-15と余裕のある展開。関がリリーフで入り、ルビアンのブロックで1点。続いて関のサーブで戻ってきたのを関ーウォロシューシュテイのスローで2セット目も取る。

第3セット。ここでも序盤にラリーが起こりコネリアーノはかなり乱されるが立て直し、最後はルビアンがダイレクトアタックで決める。ゲームは25-19で3-0となり勝利。

1/27 – SerieA – チエリ

Round 20。
動画はカット無し。
ベテランで固めたスタメン。

第1セット。押されるシーンもあるが徐々に引き離し18-25で1セットを取る。

第2セット。途中でファーの顔にボールが当たってしまい、動きが鈍くなる。しばらくしてチリチェラと交代。18-10(45分20秒~)に関とアディグウェが入り1点。チリチェラで1点取って交代。結果25-19。

第3セット。コネリアーノが先行するが相手も追いかける展開。14-16Cでガビが決めてから波に乗る。17-25で勝利。

1/30 – SerieA −対ブスト・アルシーツィオ

Round 14。
関がスタメン。残りがガビ、チリチェラ、アディグウェ、ルビアン、シュテイという「穫るぞ!」という布陣。怖いわw。

第1セットは先行されるもののすぐに追い抜く。●7-11Cラリーにて、アディグウェが返した球がネットにかかり落ちそうになるが、関がすかさず拾い得点につなげる。
15-20Cにダイレクトで返された球を関がディグし点に変える。15-25で1セット取る。

第2セットは追いかける展開。いくつか綺麗なトスからのアタックが見れる。C13-14、コートの中心に落ちてきた球を関が走りながら上げ、それが綺麗にガビの位置へ飛んでスパイク。ここで追いついた後三点差まで広げられるが次で取り戻し一進一退。
●20-20で関がハークと交代。22-21でアディグウェがウォロシュと交代。ウォロシュールビアンで25-22。

第3セット。関ーアディグウェの攻撃が効いているが一進一退。●9-8Cで関のエース。
●14-12Cでハーク、アディグウェのサーブミスでウォロシュが入る。
ようやく逆転するが引き離せず19-23Cで再び関。コートの端より側から反対の端にいるアディグウェにトスしこれが通ってセットポイント。チリチェラがブロックして勝利。

2/2 – SerieA − 対ピネロロ

Round 21。
セリエA。相手はピネロロ。関は出番が無いようだが、ベンチがちらっと映る。やはり一番近いところから見ている。相棒アディグウェも寄り添っている。
●試合開始前の一列に並んでいるシーンでバルダロにちょっかいをだされる関。仲が良いというか一方的にバルダロに遊ばれてる感じだが、関もそれを楽しんでる様子。それとルカシクがお休みらしく、先発がコートに入る時にルビアンとバルダロがユニフォームを掲げている。

第1セットはラリーが度々起こる展開。しかしコネリアーノが頭一つ抜きん出て17-25

第2セット。25-10と大差で勝つ。第3セットも安定の強さを見せ勝利。

2/8 – Coppa Italia Semi Final

相手は石川所属のノヴァーラ。スタメンはベテランで固めている。ベンチの定位置に関がいる。
●最初の対戦チームとの握手の際、石川が関を見て少し微笑む。

第1セットは安定の強さを見せるがノヴァーラも粘りを見せる。しかしやはりコネリアーノがセットを取る。

第2セットはコネリアーノが先行、ノヴァーラが一歩後を追い21-23で関が入るがブロックアウト。相手が更に追加して23-23となるが、ここからコネリアーノの強さが光る。結果C25-23。

第3セット。準決勝ということでノヴァーラも簡単に勝たせてくれない。22-20で関が入るがまたブロックアウト。C23-22でガビ一択のウォロシュ。3回目でやっとスパイクが通る。最後はファーのブロック。3-0で勝利。

2/9 – Coppa Italia Final

相手は福留所属(今回はベンチ)のミラノ。

第1セット。一進一退の展開で21-20。ここで関がリリーフで入るもサーブを外してしまう(後の”I Love You“の件。これが一次ソース)。

ここからデュースになり、なんと37-35まで続き1セットを取る。

この間ずっとアディグウェが関についてくれていた。

第2セット。途中の反則からコネリアーノが一歩リード。20-25でセットを取る。

第3セット。モニカとガビが活躍。C14-11にラリー、ファーのダイレクトで得点。C21-15、ミラノのセッター、オッロがガビとファーがいる所でさりげないツーアタックを決め、追い上げに入る。
しかし最後はシュテイが2連続で決め、3-0とする。

動画には授賞式も収録されている。

コネリアーノはこれでスーパーコッパ、世界クラブ選手権、今回のコッパ・イタリアの三冠を達成。


泣いているシーンを特定するのは控えようと思ったのだが、その後の事がイタリアでの成長の中でも重要な場面の1つだと思い、敢えて触れる。

動画には無いが、関が泣いていたのはどうやらゲームセット後の、皆が歓喜に湧いている時だったらしい。
しかしその後の表彰台に立った頃には、すっかり笑顔になっている。

その笑顔には優勝した事とは別の、もう一つの意味があった。
紙吹雪が舞う中、関は皆から認められていると知って晴れやかな気持ちであったと同時に、心の中にあるトラウマからほんの少しだけかもしれないが、解放されていったのだろう。

コネリアーノ(主にモニカ)のユーモアが関を笑顔にしたのかもしれない。
そしてそのユーモアがコネリアーノの強さの秘密なのかもしれない。


。。。しかし実は、この優勝には深い闇が。。。

2/12 – SerieA − 対ミラノ

Round 22。
連続してミラノと対戦。今回はセリエA。スタメンはウォロシュのベテランにルビアンとラニアーが加わる。

ミラノはもちろん強いが、コネリアーノのホームということもあって劣勢状態。

●第1セット。12-22Cで関とアディグウェ。相手のサーブが強く関の元にボールが来ない。まともなトスは14-22Cでやっとあげられ、ルビアンのクイックで1点取る。だがアディグウェの調子がイマイチ。相手のサーブミスとルビアンのサービスエースでようやく1セットを取る。

第2セットC19-15に関の姿(●18-13で二枚替え)。相手のサーブからラニアーー関ーガビと綺麗に繋いでアタックで1点。●C21-16でハークに交代。

結果は3-0(25-17、25-21、25-16)

●試合後、関がウォロシュに「あのシーンは良かった」みたいなジェスチャーをしている。

2/16 – SerieA − 対ノヴァーラ

Round 23。
●毎度の事?だが、試合前にバルダロにちょっかいを出される関。チリチェラに花束が贈られる(博士号を取ったからかな?不明)。
先発に関、ベテランからセッターを入れ替えた形。

第1セット、関は各アタッカーに回している感じだが、後半はシュテイをメインに使う。C25-19。
●ノヴァーラ、14-10から石川を投入、ゲームセットまで立ち続ける。

第2セット。ラリー中に関のディグが2回だったり、落ちてきた球を拾おうとしゃがんだらハークが弾いてしまうが、素早く反応してトスに持っていき、ガビが上手く相手コートに入れる。
●4-6C、ハークが弾いたボールを関がネットをくぐって戻そうとするも、審判台にあたりアウト。中盤、調子が悪くなり劣勢に。18-13で関とハークがウォロシュとアディグウェに交代。しかし差は縮まらずセットを取られる。C19-25

第3セット。一進一退。
●2-2、関がネット際の絶妙のトス(チャレンジされるがネットタッチなし)をあげ1点につなげ、モニカに抱きつかれる。8-8では半分体勢を崩しながらもガビへ渡して決める。12-12、石川vs関+ルビアンだが吸い込んでしまい石川が1点取る。14点目、16点目の関‐ガビも見事。C20-19で二枚替えで交代、C23-22で戻る。ガビへ上げセットポイントを取る。
ラストはハークに綺麗にトスし得点。C25-23。

第4セット。
●3-4C、関のディグ。4-6Cでも拾う。6-10Cでラリー。7-10C、関ーチリチェラのクイック。ここから押される。
16-14Cでウォロシュと交代。しかし後半離されてしまう。
●24-17Cで再び関。2点返すがセットは取られる。25-19C、2-2。

第5セット、最初からウォロシュを起用。一進一退の中C9-8でエクルのエース。もつれ込むが15-10で辛勝。3-2。
●試合後、ハークが関に熱いハグをし、何か褒めてるような話をしている。関が石川を探しているのに夢中で、女の子がサインを求めてるのに気づかない関、、でも気づいてくれて無事サインを貰えた。

2/23 – SerieA − 対クーネオ

Round 24。
セリエA、クーネオ戦。関の出番は無し。床拭きの子どもたちが可愛い(そこ?)。

●第1セットは中盤まで1点差。14-16Cでルカシクが弾いたボールをアディグウェが拾いモニカが返しラリーになる。最後ラニアーがアタックを拾えなかったが運よくラインを超え得点。ここから徐々に点差をつけるが相手も追い上げ、セットポイントでラリーになるが逃げ切る。C25-20。

●第2セットも若干リードしたまま中盤へ。徐々に点差を広げ、C25-15。

●第3セット。いきなりコネリアーノが6点取る。8〜9点差を保ちつつマッチポイント。最後はルビアンのクイック。C25-16。

●試合後観客席にいる応援団に向かうところで(多分)エクルと関がじゃれあっている。

2/26 – SerieA − 対フィレンツェ

Round 25。
●よくみると今回、ガビとシュテイ、ルビアンというポイントゲッター3人がお休みっぽい(ベンチにいるアタッカーはアディグウェのみ)。その代わりにリベロの服を着た4番と21番、22番がいるが、ユニフォームに名前がない。
●第1セット。序盤は先行され中盤に逆転はするものの、後半になるにつれ劣勢になり引き離される。C21-25。

1セットめは取られてしまったが2,3セットを取り第4セット、13-9Cに関&アディグウェ投入。動画には得点のシーンは無いが、交代までに少なくとも15-13まで追い上げている。
●実際は11-8から関とアディグウェ。関いきなりのエース。次にモニカがミスってしまいスネる(笑)。5点差と開くがタイムアウトを挟んで調子を取り戻してくる。16-14で交代。

最後リードされ接戦になるが勝ち切る。3-1。

Instagramを漁ってたら、ラニアーが11点目と13点目を取ったシーンを見つけた。
4つ目と5つ目がそれ。関のトスとナイスレシーブを見られる。

3/1 – SerieA − 対ペルージャ

Round 26。
レギュラーラウンド最終戦。相手はペルージャ。スタメンはベテランチームにエクルが加わっている。

●やっぱりバルダロに遊ばれる関。

第1セット。10-16Cから関。アディグウェにトス。ここはもう完成してるかと。1得点はさんでチリチェラー関ー再びチリチェラのクイックも見事。そのまま引き離し17-25。
●13-20Cにてモニカとバルダロが一緒のコートに立っている。ちょっと珍しい。14-21はラリー。関のツーは拾われるが最後ガビが決める。次もラリーになり点は取られるが、関やアディグウェのフォローが見事。

第2セット序盤にラリー。リベロがいないが、後衛をガビが一人で守り抜き制す。C15-13から関に変わるが追いつかれ一進一退。19-19にはウォロシュに交代している。攻防は続き25-23でセットを取る。
●実際はC15-11から二枚替え。C19-18で関のみ交代。20-20、アタックをガビが拾い、そのまま敵陣のサイドラインギリギリに落ち1点。

●チェンジコート時に新体操のパフォーマンス。PANTY(コネリアーノのマスコット)がリボンを持つ。けっこう上手いと思ったが結局リボンが腕にまきついてしまう。

第3セット。13-14Cから関。ガビとアディグウェへのトスが見事。このまま引き離して19-25で勝利。
●実際は9-12Cで二枚替え。3連続失点したのでバルダロを入れディフェンスを上げるが、アディグウェがラインオーバーで同点になる。チリチェラのエース、ガビのアタック等で再びリード。その後も関は攻撃陣にトスを上げ続け、ガビでマッチポイント、最後はアディグウェが決める。

3/5 – CEV Champions League Volley 2025 #7

準々決勝その1。相手はポーランドのジェシェフ。ベテランチームがスタメン。

第1セットは接戦になるが1セットを取る。

第2セット。若干リードするもブロックで阻まれる面も目立つ。11-16のウォロシュのさりげないツーアタックはやはりベテランの巧さが光る。17-25。

第3セット、21-15Cとリードされるも、チリチェラのサービスエース、関ーガビのアタックと追い上げていく。ウォロシュが戻って追い上げは更に加速し23-23。

デュースに入っていくつかのラリーを制し27-29で勝利。

3/9 – SerieA − Playoff #1

相手はベルガモ。関はスタメンに起用。●やはりバルダロに(ry

第1セット。トスワークが気持ちいいくらい通る。今回アディグウェがベンチ待機なので(だからという訳でもないだろうけど)アタッカーに分散してあげている感じ。チームのブロックも成功率が高い。18-25。

第2セット。なんというか、「あ、勝てるな」という安心感のある展開。
●C8-5、関のエース。C15-8、レセプションで乱されてサイドライン超えのボールを体を回転させながら拾い上げ、逆側にいるシュテイまで届かせ、スパイクさせている。こういうのを見るとすごい技術だと思わざるを得ない。最後も幅いっぱいのトスをあげラニアーに打たせてセットを取る。
25-11。

第3セット。序盤は接戦、6-6でのガビのアタックから引き離していく。12-19にて関のツーアタック。関をはじめチームがいつもより調子がいいのは明らか。
●7-12C。関がレシーブをあらぬ方向へ飛ばしてサイドライン超え、それをサンタレッリがレシーブする(もちろんアウト)。最後はルカシク。
16-25で勝利。

●試合後、ラニアーとエクルに抱えあげられる関。

そして関は3度目のMVPを獲得する

英語も上達している。

ガビの祝福(首切りだけど)を受ける。

3/12 – CEV Champions League Volley 2025 #8

準々決勝その2。相手は再びポーランドのジェシェフ。スタメンはベテランチーム。

第1セット。リリーフで関。最初のサーブだけが収録されていてその後(24,25点)は全てカット。25-18。

第2セットは常に先行、第3セットは接戦になるが抑えて3-0となる。

3/16 – SerieA − Playoff #2

再びベルガモ。●やっぱりバルダロが。。と思ったら関がやり返してる(笑)。

第1セット、安定のプレーで13-25。

第2セットは中盤まで一進一退だが、その後徐々にコネリアーノがリードしていき、セットを取る。
●C22-17で関とアディグウェ。乱れた球を関が拾うが得点ならず。セットポイントでガビ、チリチェラ、ガビとトスするが得点にはならない。結局相手のサーブ失敗で25-21となる。

●コートチェンジ時のパスで、関が相手のシュテイが来るまで一人で右腕と左腕で交互にボールを上げている。その後横でパスをやっていたルカシクがボールにぶつかりそうになって中断。みんなで苦笑い。

第3セット、ラニアーのスパイクがブロックで返され、それがモニカに当たり敵陣に戻され1点。またこんなミラクルが。16-20で関とアディグウェ。アディグウェとファーのブロックで1点。その後若干追いつかれるも逃げ切って3-0。
●実際は12-18Cで関とアディグウェ。16-21Cで交代。

3/22 – SerieA − Playoff Semi Final#1

相手は石川所属のノヴァーラ。
●試合前の映像で、カメラが関を追っていてアナウンサーも何か言っている。そのせいかは分からないが、いつものバルダロのちょっかいがアップで見れる(笑)。モニカが何かで受賞される。#631?

試合はコネリアーノが強さを見せつけた様な一戦だった。3-0。

ちょっと余談。

関の出番は無かったが、チェンジコート時にちょっと面白い?シーンを発見(バレーやってる人からすると普段のことかも)。

チェンジコート時、控えのメンバーがコート脇で2,3人集まってパスの練習をするのだが、関はこの時画面左側一番奥でエクルと行っている。
動画では23分54秒~(大きい画面じゃないとわからないかも)。
このとき行っているのが片手で低い位置でやり取りするような早めのパス。

ちょっとレアな感じがしたので一応残しておきます。

●試合後、関と石川がネット横で談笑している。大型モニターにはPart1に貼り付けてあるAntonio CararroのCMが流れている。

Instagramで、レポーターが無謀にもモニカ相手にパス対決を挑戦した動画で同じことやってました。

これはこれで面白い:) 

3/29 – SerieA − Playoff Semi Final#2

相手は前回と同じノヴァーラ。

ノヴァーラのホームということもあって、いつもとは違う展開。

第1セットはコネリアーノが序盤から押される。C16-18で関とアディグウェが入るものの、トスは通るがアタックが跳ね返される。関がセンターラインを超えてしまい交代。そのまま1セット取られる。

第2セット。なんとか追いつくもまた離され0-2。

第3セット、コネリアーノ優勢だが追いつかれ、23-25で0-3、初の敗北。

●試合後に関と石川が一緒に取材を受けている。女の子たち(ジュニアチーム?)数人がその取材が終わるのを待っているが、ガビと一緒に記念写真が撮れる知ってガビの元へ。

4/7 – SerieA − Playoff Semi Final#3

相手は前回と同じノヴァーラ。

第1セットは一進一退で中盤から離される。22-14Cで関とアディグウェを投入。レセプションで乱れた球を関が戻しシュテイが打ち1点。失点するもアディグウェでもう1点追加。しかしセットを取られる。

第2セットもノヴァーラが先行するも中盤に追いつき、一気に突き放しにかかりセットを取り1-1。

第3セットはコネリアーノ先行、そのまま突っ走り11-25。

第4セットも先行はコネリアーノ。ガビの大活躍で一気にセットを取る。3-1

4/9 – SerieA − Playoff Semi Final#4

セリエA準決勝(Playoff)その4。相手は前回と同じノヴァーラ。関の出番はなかった模様。

第1セット、ノヴァーラが先行するもデュースに追い込み、28-26でセットを取る。

第2セット、ノヴァーラ有利のままセットを取る。

第3セット。コネリアーノが僅かにリードしながら16点あたりから引き離しにかかる。そのままセット。

第4セットも似たような展開。3-1でコネリアーノが決勝進出。

●ノヴァーラの地元なので、CEVカップ優勝の凱旋も収録されている。

4/16 – SerieA − Playoff Final#1

相手はミラノ。関の出番はなかった模様。

第1セット。10点あたりからコネリアーノの引き離しが始まる。13-19にウォロシュのツーアタックがあるが、前動作が無いためトスするようにしか見えない。さすがですわ。17-25C。

第2、第3セットは一進一退。デュースじゃないのにデュースみたいに進んでいく。

動いたのは第4セット。コネリアーノが頭一つ抜きん出る。結果的に12点差をつけセットを取る。

●試合終了直後にもスポンサー対応があるらしい。その時撮った宣材写真。

4/19 – SerieA − Playoff Final#2

相手はミラノ。
●イタリア国家の演奏が途中で鳴らなくなるが、皆でアカペラで歌いきる。

第1セット。21-23Cにリリーフで関。戻ってきた球を弾き交代。ベンチの皆に励まされる。セットは取る。

第2セット。ガビ!ガビ!ガビ!

第3セットもガビ!ということで3-0。

4/22 – SerieA − Playoff Final#3

相手はミラノ。関の出番は無し。
●この前日に崩御した教皇フランシスコのために黙祷が捧げられる。

第1セット。ハークが出だしからアツい。双方名プレイが多発。コネリアーノが取る。22-25。

第2セット。コネリアーノ優勢で25-20。

第3セット。敵も粘るがコネリアーノが一枚上手。25-21。優勝!4冠!
●皆大はしゃぎ。モニカが胴上げされる。関はハークにお嬢様抱っこされる。

授賞式。

5/3 – CEV Champions League Volley 2025 Semi Final

相手はこちらでもミラノ。動画はほぼノーカット。

第1セット。中盤でコネリアーノがリードしだす。ミラノもついていくが追い越せず21-25。

第2セット。コネリアーノは序盤からリード。後半ミラノにリードを許し、22-18Cで関。ガビにわたすがスパイクがアウト。

ハークの代わりにアディグウェが入る。ガビが1点入れてアディグウェからハークに。しかしセットを取られ、25-20、1-1。

第3セット。やってることはミラノのほうが派手なんだけど、コネリアーノは地味に点を取っている感じ。コネリアーノが取り25-17、2-1。

第4セット。C18-17に関がリリーフで入るが、空いたところを狙われる。結果的にガビが最後を決め決勝へ。25-23。

5/4 – CEV Champions League Volley 2025 Final

このリーグ、そして全ての試合でもこれが最後。動画はほぼノーカット、授賞式もあります。

相手はスカンディッチ。

第1セット。コネリアーノが先行。ハークの気迫。最後はガビ。25-16。

第2セットも勢いは衰えず。25-21。

第3セット。C21-18関がリリーフ。サーブは入るが返される。ハークのブレイクでマッチポイント。最後はブロックで決める。優勝!


結果として、コネリアーノは各リーグ総なめの5冠を達成。
関ははからずも欧州リーグ五冠を達成した日本人初の女性ということになる。
それでも関自身は「貢献できなかった」と言っており、満足出来ていない気持ちはよく分かるし、最後の方は出番が少なかったのは事実だが、それまでにチームに対し少なからずの貢献をしているのも事実。
その中でもMVPを3つも獲得した。これは関自身の成果だ。誇っていい。

だがもちろん、得られたものはそれだけではない。


というわけで、関菜々巳選手がイタリアで戦った全ての試合を洗い出してみました。

関はイタリアに於いて練習やコミュニケーションを通じて、こちらからは見ることが出来ない部分で成長していて、その結果は試合でも垣間見ることができます。

なにより表情が明るい。

日本だと年長組になってきて、そろそろ指導のほうもやらなくてはいけないし何かと責任もでてきて、チームメンバーとは先輩後輩的な関係もあるでしょうけど、イタリアでは同級生同士で集まってる雰囲気を感じます(イタリアの文化がそうさせてるんでしょうけど)。

どっちが良い悪いではなくて。でもどっちも必要で。

※エクルは2003年、アディグウェは2006年生まれで、関とは4歳下と7歳下。つまり日本でいうと秋本や北窓がベンチで関に人懐っこく後ろから抱きついている、という感じになる訳で。。。(笑)
でもVNLセルビア戦の勝利時に、中川を後ろから抱き上げようとしていた関の姿があって、これはコネリアーノ仕込みかな、とも思った。関にはこういうユーモアを持てたことも成長だと思う。
そしてこういうユーモアが勝利につながることもある。

コネリアーノが2024/25は強すぎて、勝敗としては54勝1敗(数え間違いがあるかもしれないから全勝−1が正解)。
集まっているメンバーもフレンドリーかつ面倒見が良いので関にとってすごく良い環境になっていたと思います。

※というか、関がこのタイミングで移籍した事自体が神憑りであると思ってます。
まずトルコのオファーを蹴り、その後コネリアーノからのオファーがあり(これは関自身の努力の成果であるが)、それだけではなく同時にガビとチームメイトになり、さらにチームメイトからの信頼(全員なんだけど特にウォロシュ、ガビ、モニカ、ハーク、アディグウェが目立つ)を得て、5冠達成ですよ。どんだけ引きが強いんですか。。。っ!
(個人的にはエクルと縁を持てたことも含めたい)

もちろん関自身もそれに答えるように、試合で結果を出すために日々鍛錬、貢献し、言葉を覚え、ときにはふざけて親交を深める。
それらが実っているからこそ皆から愛されるのでしょう。

今年(2025年)のVNLのガビの応対もそれに通じます。

多分私自身もそこに惚れ込んで?もっと彼女は認められるべきだという思いでこの記事を作ってきました。
解説の中で「関はできる子」なんて言ってしまいましたが、本当に褒められて伸びるタイプなのかもしれません。

なので皆さん、褒めてあげてください:)。きっと応えてくれます。たまに失敗しても「そんな時もあるよ、大丈夫」と認めてあげてください。
ガビだってハークだって、取れないボールは取れませんから:)
ちょっと上から目線になってしまいましたが。。w

少し日本の事も絡めて書きますと、実は9/7の最後、皆さんと同じで納得できる答えを探してました。
でも自分の答えとアクバシュ監督が総括のときに言っていたことが同じでより纏まっていたので、自分が重ねて言う必要はないでしょう。

ただ一言だけ。

関は泣いてもめげません。めげてたら日本代表どころか厳しいバレーの世界からとっくに消えてます。
泣くのは立ち直るためのプロセスなんです。だから大丈夫。すぐ前を向くから。

「日本と戦うのが嫌だ」とガビに言わせる日本。それを聞いて「やってやろうと思いますよね」とは関の言葉。
笑顔が似合う彼女の心の中には、闘志の炎が灯り続けています。
もちろんVNL、世界選手権を終えた後も。そして今も。


9月14日、関は再び成長するためにイタリアに旅立ちました。ここから来年のイタリアシーズン終了までは将来のことはあまり気にせず、じっくり楽しく学んでいただきたく思います。

そして来年、さらに成長した姿が見れることを期待しています。😊

2025/26シーズンのまとめはこちらになります。

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