Last Updated: 2022年2月8日
多肉やミニ観葉植物など、室内で育てる植物は、鉢のデザインはもちろん用土の見た目もにも気をかけたいものです。
そこで今回は自分が気に入っている用土の、プロトリーフさんから発売されている「サイフォン」を紹介します。。。なんか検索しても個人ブログはあまりヒットしないのでw。
サイフォンとは
サイフォンは土の代用として使える、多孔質セラミックスで出来た用土です。用土といっても小粒の固い石で出来ています。
※このサイフォンは1年ほど前にホームセンターで見つけたので知っていたんですが、これのオリジナル?に「セラミス」という商品があります。これを自分は知らなかった(こちらのお店には売ってなかった)んですがほぼ同じもののようなので、セラミスの使い方としても参考になると思います。
サイフォンの石は多孔質つまり目に見えないほどの小さい穴が沢山空いていて、そこに水または空気が入ることで保水/排水が機能します。
またそれぞれ石のサイズが土の粒よりも大きく(赤玉土の小粒〜中粒の間くらい)さらに水をかけても崩れないので石と石の間の隙間が確保され、空気の循環も容易に行われます。
特徴
サイフォンの特徴として袋に書かれているのは:
- 水やりで色が変わるので水やりの管理がラク
- 強度があり崩れないため繰り返し使用可能
- 高温で焼いているので清潔。虫が湧きにくい
- シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドも吸着
です。また裏側には水耕栽培に関して「土中温度を保てる」、「根腐れしにくい」ともあります。
これに加えるなら、見た目が清潔で、ロックガーデンのような雰囲気を出せます。マルチングの化粧石としても使えます。
使い方
パッケージの裏側に水やり頻度のカレンダーがありますが、基本的に「表面が白くなったら底から出るくらい水をやる」といういつものパターンで大丈夫です。
ただ排水性が良いので、植木鉢で使う場合は石に水が充分染み込むように多めに与えます。
鉢に穴がないタイプでは、まず水を満水まで入れます。そうするとシュワシュワと音が鳴り空気が上がってきます。この音が聞こえなくなったら水が染み込んだ証拠なので石がこぼれないように鉢を傾けて排水します。
このとき洗面器などを下に置いて石が落ちても回収しやすいようにしておけば後が楽です。
メリット
まず見た目が良いです。普通の鉢はもちろんガラスの容器に入れても映えます。
次に、水がなくなったら色が変わるので色の変化も楽しめます。
パッケージにあるとおり、虫が湧きにくいです。
また繊維質もなく乾いていればサラサラしているので、植え替えも簡単に行えます。
植え付け時に葉の間に挟まってもピンセットでささっと取り除けます。石が硬いのでピンセットで挟んでも崩れることはありません。
肥料成分はありません。これはメリット/デメリットどちらにも言えますね。
デメリット
石なので割と重いです。なので使うなら3号程度までの鉢までにしておきましょう。どちらにしろ室内のミニ観葉や多肉向けなのでそんなに大きな鉢は使わないと思いますが:)
それとコスト的に高いですね。1リットルで400円前後。その1リットルで使える量は大体ハオルチア2つ分程度ですかねぇ。ただハオルチアは背があるので、ミニ観葉ならもっと少なく済みます。
ただこの辺は見た目や便利さとのトレードオフな部分もあるのかと思います。
また大量にミニ観葉を育てたい場合はコストが高く付くので、自作したほうが安上がりになるでしょう。
それと、一番心配なところがありまして、、それは子株がちゃんと出てこれるか?というところ。サイフォンが重すぎて芽が地表にでてこれないかもしれません。ただ植物というのはどうにかするものなので隙間を縫って出てくるかもしれません。このへんも様子見です。
それでここからは余談なんですが、冬の水やりって控えるじゃないですか。ジャバジャバあげる必要のない植物もいますよね。
そんなとき、受け皿の代わりに珪藻土のコースターを使うとオシャレじゃないかな?と思って試しに買ってみました。
実はこの植木鉢、受け皿がなかったんですよ。それでダイソーで買ってこようと思ったら黒色も四角のもなくて。
それなら多肉系は水はそんなにあげないし下から出るとしてもわずかに滴り落ちる程度なので、珪藻土コースターで間に合うんじゃないかと思いまして、そのままダイソーの食器コーナーへ行ってゲットしました。
ま、しばらく試してみますが、多分問題ないでしょう:)
(ハオルチアに関しては水をやるときはたっぷりあげる派と少しだけあげる派がいるようですが、珪藻土コースターは少しだけあげる派向きです)
余談その2。しかし窓のあるハオルチアは良いですねぇ(*´ω`)。
オブツーサを買おうと園芸店に行って実物を見たら個人的にイマイチだったので他のを見てみたら、白ミュータントとエメラルドLEDに惚れました。
久々に本気度高めの写真を撮ってみました。映えるわぁ(*´ω`)
というわけで、今回はプロトリーフさんのサイフォンを紹介しました。ちょっと触れましたが用土は小粒の赤玉や鹿沼土などで自作もできるのでサイフォン自体は割高になりますが、それでもあまりある魅力を持っていると思いますので、興味のある方は検討されてみてはいかがでしょうか:)