楽天回線エリア外なのに楽天モバイルにMNPしてみた

最近身の回りの変化が慌ただしくて色々整理することがあったんですが、そのうちの一つにスマホの回線とインターネット環境の見直しも含まれていました。

その流れでタイトルの通り、楽天モバイルに(楽天の回線エリアじゃないのに)乗り換えたので、その経緯をかいてみます。

携帯回線と光(固定)回線

その前にちょっと寄り道。

まず我が家の現状は、自分のスマホ回線はIIJmioの一番安いプランでデータ量3GBの音声SIMで月1,760円。光回線は家族の事情でドコモ光。もちろんデータ通信量無制限です。
これで通信自体は問題ありませんが、料金は(進化していくインフラに対して)年々不満が高まっていました。

そういうこともあって、以前からスマホの料金についてはブレイクスルーを見計らっていたんですが、ちょうど総務省の意向もあって大手がスマホの料金引き下げを敢行しましたね。

それに加えて5Gが2020年頃から普及しだして、もしかしたら光回線の代わりになるんじゃないかってくらいの雰囲気もありました。

というわけで5Gの展開を期待してたんですが、これが全く広がらない。生活圏が田舎町ということもあり5Gエリアはいつになったら来るんだ?って状態で、つまりまだスマホの回線と光回線のメリットデメリットが明確に分かれてて、データ通信の速度、通信量において光回線のほうが断然有利です。
(料金は高いけど!)

5Gが普及して自分の生活圏も対象になれば自宅も5Gでも良いかも、とも考えたんですがそれはまだ数年は無理な様なので、従来どおりスマホ回線はスマホだけの活用で考えました。

各社のプランをチェック

そういうわけで各社が格安プランを発表したんですが。。。

どれもこれもMVNOより高いやん!!!

いや確かに、ギガの通信量で見れば安くなりましたよ。でもそれは光回線を持たずにスマホのみを持つ人、またはスマホで大量のデータ通信を使う人に対しての安さです。

人によると思いますが、自宅に光回線がある人は自宅にいる間はスマホもWi-fiで通信するので、スマホのデータ通信は使いません。
さらに個人事業主や主婦など、家にいる事が多い人は普段から Wi-fiを使い、そして今の在宅勤務やテレワークの影響もあって、外出する時間=スマホ回線のデータ通信量は減っています。

ここで 「20GBでこんだけです!」って言われても「はぁそうですか」にしかならない人もそれなりに居る訳です。

つまり今回の値下げは、普段からスマホであまり通信しない人には全く意味がなく、訴求力0です。

ちなみに光回線の通信量は1日10〜30GB程度、月換算すると300GB〜1TB使っていて、月額7,000円程度です。というわけで少し強引ですが光回線と比較しても20G/月というのは中途半端すぎて魅力はありません。4KやIoTなど通信量は増えていくので、5Gによる光回線の価格破壊に期待しており、今後無制限プランが出てくれればな、と思います。

で実際、家にいることが多い自分はどのくらいスマホのデータを使ってるかというと、直近4ヶ月では

こんなもんなんですよ。
一つだけ1GBを超えている月がありますが、これはWi-fiがいつの間に外れていたから、です汗。
(それでも1.2GB程度ですけどね)

つまりあまり使わない人が求めているもの、チェックしているポイントは「最低のギガ容量の金額はいくらか」なのです。

楽天モバイルの荒業

そんなとき目に止まったのが楽天モバイル。というかその新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」。

楽天モバイルも最初は使い放題2,980円でスタートしましたが、それでもMVNOより1,000円以上高い。
しかしながら最初の1年間は無料ということで調べてみましたが、自分のところはパートナー回線エリアということで、あまり恩恵は無いし後々払うことになる月額使用料も高いということで見送っていました。

しかし2021年1月29日の「VI」の発表によりひっくり返ります。

「1GBまで0円」

これには驚きました。つまり自分のようなデータ使用量が少ない人なら月々0円で運用できるということ。。。!
今の所我が家はパートナー回線エリアなんですが、4月には楽天回線が開通予定となっていることもあって、年内にはカバーされるだろうということと、またパートナー回線の通信量の場合は5GB使用以降は速度が1Mbpsに制限されますが、テキストメッセージ程度ならなんの問題もない速さ。そもそも5GBも使わないし、現状からのマイナス要素はほぼないだろうという判断です。

もっと言うなら、データ通信を月1GB以内で使う人は、楽天回線だろうがパートナー回線だろうが関係ありません

※楽天回線のエリアにならないままパートナー回線であるKDDIが楽天と解約した場合は通信できなくなりますが、それは「楽天回線が都道府県ごとのエリアの70%を越したとき」にそうなる可能性があります(こちら)。それまでにエリアに入ればいいですが運悪くエリアに入らなかったらまた考える、という感じですかねw。この辺はどうしても賭けになっちゃいます。


さらに「通話も(アプリ経由なら)0円」「違約金なし」などなど、スマホ回線を使うときにひっかかるところはすべてクリアされました。

これなら今のMVNOよりも安くなり、外出時にデータ通信をあまりしない人にも訴求力が高いですよね。

そういうわけで「楽天モバイルにしよう!まだ先着300万人の特典も終わってないし!」と決めたんですが、ここにきてIIJmioが「2月24日に新プランを発表」するとのことで、楽天モバイルを超える事は無いと思うけど万が一のことを考えてその発表を待ち、MNP予約だけしましたが。。。はい転出決定

というわけで無事契約完了しました。月額プラン料金1年間無料となっているので、先着300万人にも入れたようです。楽天非対応機種であるmoto g8 powerに挿してみましたが、特に問題は起きていません:)(後述

MNPの流れ

基本的にどこのMNPも同じですが、まず必要なものは

  • MNPの予約番号と有効期限
  • 楽天モバイル対応端末(契約と同時購入も可、事前に選んだほうがスムーズ)
  • SIMのタイプをチェック
  • 支払先のチェック(カード、銀行など)
  • 身分証明書(運転免許証など)
  • 楽天会員の登録(契約時に新規登録できます)

次に流れはこんな感じです。以下は抜粋ですが詳しくは楽天モバイルのサポートを御覧ください。

  • 現在契約しているところからMNPの予約を申請(即日〜4日ほどかかります)
  • MNPの予約番号が届いたら、楽天モバイルの申し込みページから申込み開始
  • プランを選ぶ(といっても1つしかないけど)
  • 必要なオプションがあれば選択し、nanoSIMかeSIMを選択。
  • 端末を同時に購入するなら「製品選択を選ぶ」で進み、買わないなら(または端末を選んだ後)「この内容で申し込む」をクリック
  • ここから楽天会員のIDとパスワードでログイン(なければ会員登録)
  • 契約者の身分証明書(運転免許証など)の提示方法を選択(写真のアップロードやSIM配達時に提示など選べる)
  • MNPか新規かの選択、MNPなら予約番号とMNPの有効期限日を入力
  • 支払い方法を選択。また楽天ポイントで充当する設定もここで出来る(端末分割の場合は初回のみ適用、後で変更出来ます)
  • 契約完了。my楽天モバイルのページから確認できる(my楽天モバイルアプリもあります)

ちょっと前後することがありますが、こんな感じでここまではさっくりと進みます。
この後、SIM(と端末)が届いたらmy楽天モバイルアプリ/サイトにてMNP転入手続きをして完了です(クリックひとつで完了)。このときに楽天モバイルのSIMがささった端末以外(PCなど)から登録します。

MNPの手数料については、楽天モバイルからは0円、以前の契約元から事務手数料(と、あれば違約金)が請求されます。

無事開通したらRakuten Linkを使って10秒以上の通話と1通以上のメッセージ(SMS)を送信すると、キャンペーンの5000ポイントがもらえます(期限あり)。

対応機種外のmoto g8 Powerで試してみた

moto g8 Powerで試したところ、設定の「モバイルデータ」にてSIMを指定すれば繋がり、APNの設定も自動で行われました。ただネットワークではパートナー回線でも「Rakuten.jp」と表示されるので、楽天回線かパートナー回線かはわかりません。Net Monitorアプリを入れるか、my楽天モバイルをチェックする事で確認できます。
(my楽天モバイルに反映されるまで1日かかる場合もあるので、情報が更新されるまで待ちましょう)

問題のSMSも無事着信し、またRakuten LinkのSMS認証コードも自動入力されました。通話/SMSとも問題なく出来るみたいです。ただ、なにかの拍子でRakuten Linkがログイン画面に戻りSMS認証をやり直すことがあります。

楽天モバイルに加入するときの注意点

通信量が1GBまで0円は非常に魅力的ですが、気をつけるべきポイントもあるので書き出してみます。

自分の生活圏が回線エリアに入っているか

まずこれですね。楽天は他のキャリアと少し違って「楽天回線エリア」と「パートナー回線エリア」という2つのエリアで展開しています。
自分の生活圏をまずチェックして、そもそも楽天モバイルが使えるか、また回線はどちらかをチェックして、納得した上で契約を考えてくださいね。エリアはこちらからチェックできます。

対応しているスマートフォンじゃないと基本的に使えない

世の中には沢山のスマートフォンがありますが、楽天の仕様なのか機能の一部または全部が使えないスマートフォンがあります。
楽天モバイルの対応一覧および対応確認をチェックして、自分が使いたいスマートフォンが使えるかチェックしましょう。回線契約と同時に端末購入できるのもあるので、新調したい場合はそれもアリです。

またネット検索すると「非対応機種でも使えた」という報告もあるので、ネット検索も併せてチェックしてみてください。
※自分も所有しているmoto g8 powerで使ってみましたが、APNは自動設定、Rakuten LinkのSMS認証(後述)も自動で完了し、通話/SMSもできました。「モバイルデータ」だけ手動で設定しましたが、それ以外は問題ありません。

フィーチャーフォン(ガラケー)は使えない

FAQに書いてあるのでそうなんでしょうけど、フィーチャーフォン、いわゆるガラケーは非対応です。
らくらくホンタイプに近いスマホならありますが、どうしてもガラケーじゃないとダメ!って人用の端末は用意されていません。データ通信しないで通話のみで使いたいからガラケー使いたい、というのはちょっと無理かもしれません。

Rakuten Linkアプリ使用の認証にはSMSが必要

楽天モバイルの通話/SMSは無料ではあるものの、その為には「Rakuten Link」アプリを使う必要があります。しかしこのアプリを使うためにはSMSでの認証が必要なので、SMSに対応している機種を用意しなくてはなりません。ただネットで調べると別のスマホにSIMを刺して認証できないスマホでも認証させる裏技があるみたいです。どちらにしろ1台はSMSを受け取れる機種が必要です。

2回線目以降は0~1GBの使用でも980円かかる

複数の回線を利用し、そのうち1台をデータ通信をあまりしない端末を割り当てるには重要なポイントで、1GBまで0円の対応SIMは1回線目だけです。
たとえば1回線目=最初の契約をモバイルルーター用にすると、1GBなんてすぐ使っちゃうので意味がなくなります。というわけで1回線目に契約する時は、電話用やデータ通信をあまり使わないスマホ用のSIMを、2回線目以降をデータを大量に通信するモバイルルーター等としたほうが良いです。
しかも切り替えはできないみたいなので、契約時に順番をつけてから契約してください。

「データ通信無制限」といっても1日10GBを超えるとある程度の速度制限がかかるらしい

ネットで調べるとそのような報告があります。速度制限がかかる条件として1日10GB以上の通信というのがあり、その時の速度制限は1Mbpsまたは3Mbps、解除は毎日午前0時とのこと。ただし混雑緩和のための措置なので、混雑していない状況で変わるかも(という希望を田舎に住んでる自分は持ってますw この辺も検証したい。。何時になるのか。。。)。つまり毎日10GBは制限なく使えます。
またパートナー回線では5GB以上を使うと1Mbpsの速度制限がつきます。こっちは解除まで何時までだろう?調べられたら調べてみます。

300万人対象の1年無料キャンペーンは4/7まで

楽天モバイルの先着300万名12ヶ月無料キャンペーンですが、もうそろそろ埋まりそうです。
3/1に告知が出ました。4月7日までだそうです。


とはいえ、1GB0円を狙っている人にはあまり関係ないかもしれませんね:)

5Gはまだまだ先

5Gはどこのキャリアも手こずっていますが、楽天に関してはもしかしたら、基地局の増加ではなく衛星通信によるカバー率100%を目指しているようにも感じ取れます。
2023年以降に衛星を使ったデータ通信「Space Mobile」を開始する計画があるので、これが成功すれば一気に楽天回線エリア、もしかしたら5Gエリアが拡大するかもしれません。

契約する前にキャンペーンをチェック!

楽天モバイルはその名の通り楽天がやっているので、楽天でのキャンペーンをどこかでやっているかもしれません。
楽天会員なら会員ランク優待もあるので、エントリーしておきましょう。
楽天ポイントカード、楽天カードなどを契約しているならそのキャンペーンページもチェックしましょう。現在(’21.2.24)は楽天カード所有者限定で1,400ポイントもらえるキャンペーンをやっていますよ:)


今回の「1GBまで0円」の発表は、今までほったらかしにされた格好の「データ少使用ユーザー」の囲い込みに大変有利になるんじゃないでしょうか。パートナーエリアの人たちがこぞって契約しだしてもおかしくない奇策です。
スマホ業界からすると「盲点」という形になっている様に思います。目の付け所がシャーp…的なw。
まぁ楽天コングロマリットだからこその為せる業であるのかもしれません。

そんな意外性を考えたとき、楽天モバイルの将来性として、この先5Gをいかに普及させるか、そして光回線に取って代わる物になれるか、そのために衛星を使った「Space Mobile」というのは大変な強み。
特に地方や田舎住みのユーザーにはものすごく期待出来るプランなので、頑張って欲しいです:)
国からの電波割当など色々課題があると思いますが、乗り越えてほしく思います。

期待してますよ!

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